日 時
2022年1月15日(土)
天 候
晴れ時々薄曇り
参加者
19名(受講生10名、スタッフ9名)
(A班〉浅野、上原、内田、平野、山行L西山、班SL山内、SP河野、SP竹中、SP小野
(B班〉片野、久保嶋、白川(ま)、古谷、宮崎(順)、山行SL富永、班SL中村(敦)、総括L宮崎、
SP石川(さ)
記録
文/西山さより 写真/河野悠二・石川さとみ
報告
正月気分も抜けた頃感染者数が増えてきて、受講生の欠席が9名。週初めの雨は三ツ峠山に雪を降らせたようで、山には雪が積もっていると山荘の管理人に聞いていた。。
今回は「パーティ登山のまとめ」、「冬山に慣れる」の課題が二つ。林道終点でトイレ(凍結使用不可)、準備、体操を済ませて9時50分スタート、準備に予定より20分多くかかった。途中林道の路面が凍結し斜度も増してきたのでアイゼンを付けることにした。初めてつけて歩く受講生もいる。講師からアイゼン歩行時の注意事項や歩き方を聞きストックを出して慎重に歩きだす。スタッフのアイゼンに不具合が発生して離れてしまい過ぎないように、立ち休憩を間に少し入れた。10時45分、ベンチで休憩する。三ツ峠山荘へ向けて標高を上げていくと、雪が登山道に現れて、アイゼンが小気味よく刺さるようになる。11時50分三ツ峠山荘到着。富士山が受講生を迎えてくれた。10分後には離脱組があがってきて本パーティに合流。山荘管理人差し入れのお茶と共に昼食休憩。
山荘から山頂までは雪道で積雪20センチ、雪山の風情十分。山頂は登山者でにぎわっていた。隙間をぬって集合写真を撮る。白い南アルプスの高峰がよく見える。皆あまり疲労もなさそうだ。途中受講生の一人のアイゼンが壊れてしまい講師の後ろについて共にアイゼン無しで下ることになった。
下山は木無山を通過して、斜度があり落ち葉多い登山道、ゆっくり慎重に下りる受講生たち。先頭の班SLがアイゼンを外すタイミングを計っていたが迷っているうちに講師から南面でもう雪がないのでとアイゼン外しを促された。その後2~3人が尻もちをつくように転んだ様子だが、軽くなった足で林道を交わしてから鉄塔下で休憩をとる。「母の白滝」への道標を見て、もくもくと下っていくと手すりや階段があらわれ景勝地への入口。最後の鉄製階段で隊が止まった、と思うと先頭から「凍ってますっ」の声、講師が下りて凍っている箇所をストックで叩き削り表面をギザギザにして足場にしてくれた。1歩2歩の足の置き場の指示を受けながら受講生は下りきる。安堵して見上げる母の白滝は白く厚く凍り付いて迫力があった。
16時20分、大杉の御神木が何本もそびえる古式豊かな浅間神社へ降りて、お礼参りをする受講生。終始穏やかな天気でアクシデントはあっても無事揃って下山した。
(西山)