雪崩訓練と交流会、新設のブナ林を登り『上州武尊』を望む~
日程
2023年2月11日(土曜日)~12日(日曜日)
天候
11日:晴れ/12日:晴れ
行程
2月11日 玉原スキー場駐車場近く 雪崩訓練13:00—15:30
2月12日 玉原スキーパーク駐車場9:15—-12:15鹿俣山13:15—
玉原スキーパーク15:37
参加者
三尾(リーダー)、小野(副)、佐野、山本、山根、中尾
記録
<2月11日(土)>
建国記念日で祝日と言うこともあり、関越高速道路が渋滞し、予定より2時間半遅れて現地に到着。時間が押していたので、初日のアバランチ訓練は駐車場の横から入った近場で行なった。訓練開始は13:00~。訓練内容はビーコン装着、雪崩埋没時間と生存率、日本の積雪特徴と雪崩埋没事故の特徴、ビーコン特性と所有しているビーコン特性、スマホ・ここヘリの電波干渉、グループチェック、シナリオレスキュー、シグナルサーチ⇒ファインサーチ⇒ファインサーチ⇒プロービング⇒ベルトコンベアーシャベリング⇒搬出とあわただしく行なった。太陽が傾きだした15:30で終了。
<2月12日(日)>
天気は快晴で「玉原ブルー」と呼びたい空。スノーシューを装着し前半は傾斜の緩いブナ林を軽やかに進む、最初は結束バンドが外れたが正しい装着方法を行い、順調に登ることができた。途中の急傾斜上部で昨日できなかった雪の観察CTテスト、チルトテスト、地形判断と行動判断について30分程度学んだ。
ルートには先行パーテイのトレースがあった、右手に上州武尊、左は谷川岳が見える、ブナ林尾根では、スキーで滑りたくなる。雪に埋もれた「シャクナゲ群生地」という標識から痩せ尾根になり地形図では明確にわからないピークに出て急傾斜で鞍部まで下る場所が出てくる、初めてスノーシューの下りになったが、下りは苦労した。山頂近くは雪庇の弱点を突いて急傾斜を慎重に登った。
下山ルートはスキー場トップから右手に入った。なだらかな地形なので明確な尾根、谷がわからないので読図を行い、全員で進行方向を確認して進む。快晴無風で順調に下山をしていたが、下山時間14時を過ぎてしまうことがわかったので読図でショートカットして15時37分に駐車場まで戻った。アバランチ、スノーシュー、読図と盛り沢山の山行であった。やはり雪山は楽しい。
(文:三尾、写真:佐野、山本)