【日 時】
2023年8月19日(土)
【天 候】
曇のち雷雨
【参加者】
24名(受講生13名、スタッフ11名)
〔A班〕班L中村(敦)、班SL皆川、乙川、榊原(啓)、佐藤(は)、土橋、横山、渡邉、総括L宮崎、SP高岡、SP小澤(拓)、
〔B・C班〕班L西山、班SL菊地、菅野(初)、宮本、大和、勝又、河村、榊原(さ)、杉山、講師竹中、山行L村岡、SP小池、SP浅野
【行 程】
7:55甲斐大和駅=9:15上日川峠発→9:50〜10:00福ちゃん荘→11:25〜35雷岩→11:45大菩薩嶺→12:10〜40雷岩の先2000m地点→賽の河原→13:25~40大菩薩峠→14:30福ちゃん荘→14:50上日川峠=15:50甲斐大和駅
【記 録】
登山教室5回目は2000m峰の稜線歩きを体験する。猛暑の下界を離れ、上日川峠へ。標高と樹林帯のおかげか涼を感じる。南から湿った空気が流れ込み雷雨の可能性があるという予報で、天空のご機嫌を伺いながらの山行となった。
山行直前に欠席者が相次ぎ、急遽B・C班を統合し2班体制で歩くことにする。上日川峠でミーティング、地図で現在地確認をし出発。歩き出しからしっかり登りが始まり、「甘く見ていた。」との声が漏れる。福ちゃん荘からは唐松尾根に進む。植物に詳しいスタッフが花の名前や植生について話すのを聞きながらさらにおしゃべりの輪が広がり、急登も楽しく歩くことができた。雷岩の手前で鹿の親子に遭遇する。
雷岩で小休止したあと山頂へ。雲行きが少し怪しくなってきたこともあり、今回の昼食休憩は雷岩の先の2000m地点に変更した。他の登山者がおらず、広々としていて昼食場所にふさわしい。空は全体的に雲に覆われていたが、眼下には雲の切れ間から大菩薩湖を垣間見ることができた。
昼食を食べていると北西の空で雷鳴が聞こえ始めた。そのうち雨粒がちらほらしてきたので、休憩を早めに切り上げ雨具を装着するよう指示を出す。靴を履いたままレインパンツをはくコツをスタッフから教えられたり、初めてザックカバーをつける人もいたりと少し手間取っているうちに本降りになってきた。結局は予定通りの出発時刻となった。土砂降りの中、稜線の岩場を進む。登山道が瞬く間に小川のようになっていく。大菩薩峠につく頃に小降りになり、記念撮影ができた。東屋で濡れた体を拭いたり衣服を整えたりしているうちに雷鳴が遠のいた。このまま天気が好転することを祈りつつ、下山を開始する。勝縁荘前で小休止。雨具を脱ぐ。ところが、福ちゃん荘を過ぎたあたりで再び雷鳴。瞬く間に本降りとなる。上日川峠手前で雨脚が強くなったが、土砂降りになる寸前でロッジ前の東屋へ駆け込むことができた。予定より1本前のバスに乗せてもらい、帰途についた。
後日談だが、バスの後部座席あたりではバスの中でもどこからか雨水が漏れ、雨具が必要だったとのこと。ほっとしたのも束の間だったようだ。(文・写真/村岡庸こ、写真/西山さより)