~ムラサキセンブリと天空の鐘を鳴らして~
日時
2023年10月21日(土)
天候
晴れ時々曇り
参加者
L清水/SL西山/班SL石橋/班SL中原/今中/川島/加瀬/野口(正)/植草/大井/金山/辻/
宮田/菅野(丈)/宮本 15名
行程
富士山駅9:00タクシー=鳥居地峠9:20〜9:35出発→髙座山10:40→大ざ首峠11:25→
杓子山12:20〜12:50→大ざ首峠13:25〜13:35→ゲート14:10→不動湯14:30→杓子鉱泉14:45→大明見15:30=バス=大月駅16:00(解散)
記録
中央線工事の為、終日運休や遅れがあり、集合時間に間に合うか不安があったが、全員定刻時間に到着できた。富士山駅からタクシー2台に乗り込み、鳥居地峠へ。準備、自己紹介をして2班体制で出発、未舗装の林道を進み、道が二つに分かれ左に入る。間もなく明るいカヤトの原に飛び出す、見上げると髙座山の急峻な山頂部が見える、ススキの穂が風で揺れて秋山を引き立てる。振り返ると富士山の大展望なのだが上部には雲がかかっているが、富士山の大きさには圧倒される、雲がなくなるようにと願いながら、滑りやすい急登を進む、足元にはお目当てのムラサキセンブリがあちこちに咲いていた、ナデシコ、リンドウ、ヤマラッキョウなど沢山の花が咲いていて楽しませてくれた。
髙座山直下は顕著な角度があり、滑りやすく、足の置場を考えて登った。髙座山からはさらに紅葉が進んでいた。岩場があるピークを超えて大権首峠へ、峠は広く休憩場所にちょうどよい。杓子山の道標に沿って進む、右手にはハングライダーの離陸台がある。先に進むと山中湖、左手には御坂山塊が見える。ロープがある岩場を超え、登山道は細く急になり、すれ違いは気をつけて登り山頂に到着した、たくさんのハイカーで賑わっていてベンチはあいにく塞がっていた、杓子山のシンボルでもある天空の鐘の前で記念撮影、後方には富士山がどーんと見えるはずだが、まだ雲におおわれていた。山頂で大休憩、写真を取り合って下山開始、大権首峠までは同じ道を下る、滑りやすいので気を使う。峠から不動湯までは、単調な林道だが、紅葉が西陽に照らされて美しくて飽きない。不動湯からは車道歩きとなる。参加者の足並みが揃っていてほぼ予定通りのコースタイムで歩くことができた。
大明見まで歩き、行きのタクシー会社より、バスを格安でチャーターできたので、急遽、大月まで貸切バスで送ってもらうことになった、おかげで予定よりもずっと早く帰途につくことができた。
(文/清水 写真/ 辻 中原、西山)
感想
3月に9期の登山教室を卒業し、10月定例山行「高座山、杓子山」に初めて参加しました。
当日はよりによって、JR中央線八王子~高尾区間が夜間運休となるため、運休前の時間帯も減便。
集合時間に間に合うのか…と、不安と緊張がMAXのなか、乗り継いで無事集合駅に到着。タクシーで鳥居
地峠まで行き、自己紹介をして、準備体操、装備を整えスタートしました。急登続きで、辛い…と思って
いると、今回のお目当てでもあった、くすみがかった紫色の「ムラサキセンブリ」の群生を見ることがで
きました。杓子山の山頂では、モニュメントの鐘を鳴らし、同行メンバーと登頂を喜びあい、いつの間に
か緊張は消えていて登山を楽しんでいました。あいにく富士山は雲がかかり、その姿を見ることはできま
せんでしたが、思い出深い楽しい初多摩支部山行になりました。みなさん、ありがとうございました。
(宮田)