日 時
2023年10月14日(土)
天 候
晴れ
参加者
24名(受講生15名、スタッフ9名)
〔A班〕班L中村(正)、班SL菊地、勝又、榊原(啓)、祢津、野村、渡邉、市村、榊原(さ)、講師竹中、SP宮崎(順)、
〔B班〕山行L村岡、班SL皆川、井上、乙川、河村、大和、横山、佐藤(は)、菅野(初)、土橋、総括L宮崎(紘)、SP辻、SP吉田
行 程
8:25奥多摩駅=8:50〜9:10川乗橋→10:00〜10細倉橋→11:10〜20百尋ノ滝分岐手前→12:20〜50火打石谷→14:00〜25川苔山→舟井戸→16:55〜17:10大根ノ山ノ神→18:00鳩ノ巣駅
記 録
10期登山教室の下期の受講生は20名。班のメンバーを入れ替え、新しい気持ちでスタートを切る。今回は奥多摩でも人気の高い「川苔山」。朝、バス停が人で溢れかえることを予測して早めに集合するが、この日は不思議なくらい人が少なかった。
川乗橋から渓谷の脇の林道を歩く。講師より、これが「ゴルジュ」という地形であり、林道を作った際に土砂を谷に落としたためにゴルジュ地形がだいぶなくなったと聞く。それでも谷を覗き込むとみずみずしい渓谷美を味わえる。
林道脇の広い路肩でミーティングをする。今回の山行はこれまでの中で最も歩行時間が長く、標高差も大きい。下り用の体力を3割残して登るように意識することなどを伝える。細倉橋から百尋ノ滝分岐までは沢を渡渉しながら登る気持ちの良い登山道だ。10月に入り気温がぐっと下がり、山を歩くには最適な季節。受講生たちは慎重に橋を渡ったり、リンドウやキノコを見つけては写真に収めたりしながら、軽快に歩いている。聞くと前回の講習後に、自主トレをしているらしい人がたくさんいることがわかった。
百尋ノ滝分岐からはところどころ手を使うような岩場もあるが、近年頑丈な鎖が設置され安心して通過できた。火打石谷で昼食休憩し、いざ山頂へ。葛折の長い登りを一定ペースでゆっくり進む。途中薄曇りのような空になり眺望は期待できないと思っていたが、山頂では奥多摩の山々、大菩薩嶺まで見通せた。写真撮影や山座同定をした後、長い下りのために靴紐を締め直して出発する。途中で日没を迎えることが予想されたので、853mの地点でヘッドランプの装着を呼びかけた。
大根ノ山ノ神まではまだ明るかったが、その先はヘッドランプを点灯しての歩行となった。暗い中の歩行は緊張を強いられる。できるだけ和やかな雰囲気で歩けるように時々スタッフが声をかける。約一時間山中を下り、集落に出た時には皆ほっとしたようだった。(文・写真/村岡庸こ、写真/辻正人)