報告)上州武尊山ー雪稜のアップダウンを越えてー

第4回中級登山教室プレスクールで、3月31日(日)、川場スキー場リフト終点から武尊山(沖武尊)を往復した。講師は中村(正)と野口(い)の2名と講習生10名(西村、中島、高岡、大井、中山、佐々木、浅野、山本、山下、山根)が参加した。登山口から山頂まで標高差300m程度で、雪山初心者の入門コースとも言われる。しかし、途中急峻な剣ヶ峰の登り降りや、痩せ尾根の通過、数回のアップダウン等もあり、累積標高差は600mになり、十分に登りごたえのあるコースだった。

当日は晴天で、10:10 にリフト終点の登山口(1860m)を出発した。多少風が出るものの絶好のコンディションだった。登り始めて間もなく剣ケ峰の急登があり、11:00に剣ケ峰山頂に着いた。その先の痩せ尾根からの急な下りで苦労する講習生が多く、時間がかかった。

前方には、雪稜が右に曲がり、左に孤を描いて、山頂に突き上げ、山頂から白い頂稜が東西に延びていた。

いくつかの小ピークを越えて、山頂(2158m)に12:50にたどり着いた。赤城山をはじめ、皇海山、日光白根山、尾瀬の燧ケ岳、至仏山、平ケ岳、谷川岳(右写真)などの山々を望むすばらしい展望で、皆で達成感を分かち合った。

20分ほど休憩をとって下山開始。2時間かからずに、15:00にリフト終点に帰着した。写真には充実感に満ちた笑顔が並んだ。しかし、帰路、剣ケ峰の下りの最後でヒヤッとしたことがあった。装備としては、残雪期ではあるが、しっかりしたアイゼンとピッケルは必携と考えさせられた。(文/佐々木、写真/大井、高岡、中島、野口、山根)

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