報告)第11期 登山教室講座「山の天気」

日   時

2024年6月5日(水曜日)

 

場   所

立川女性総合センター 5階 第3学習室

 

参 加 者

受講生19名 スタッフ17名(講師含む)

 

報   告

今年も昨年に続いて日本山岳ガイド協会登山ガイドでもあり、気象予報士でもあるFUNUP Natureの代表 矢野政人氏を講師にお迎えした。今は高校1年生ながら同社のカメラマンとサポーターを務める息子さんと親子登山を楽しみたい、富士山が見える日を選びたいという思いをきっかけに天気に興味を持ち、気象予報士の資格を取得したとのこと。
山行計画を立てる上で誰もが好天に恵まれることを祈るところだが、気象を学んで先の天気を読むことができれば計画の変更や中止も早くに判断できる。
まず気象図を見て雨雲ができる成り立ちや風向きなど説明されてから、次に降水分布図を見てみると前線に沿っての雨域が一致していて天気図を見ることが楽しく思えてくる。
熱力学第1法則…なんとも難しい物理の方式が示されるが、冷えたペットボトルの周りに付着する水滴、高く上がっていくと膨らむ風船など、わかりやすく例えらるのでイメージが湧きやすい。何より講師自身が楽しそうにお話しされるので、受講生もどんどん話に引き込まれている印象だった。
受講生は講座の最後に質問できる機会を設けると積極的に挙手する姿が毎回多く見られる。今回も講座で触れた内容をさらに深く追求したり、講師の経験から天気の見極めるタイミングについて質問をしたり、また講座終了後に個人的に質問している姿も見られた。
最後に次回の大岳山山行について説明がされると、スタッフ達へ何本もあるルートについても質問される。少しずつ地図を読めるようになり、今度は天気予報を見ては先の天気を推測してみたり、ますます山の楽しみ方が広がりそうだ。             (文 高岡洋子/写真 高岡・菊地)

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