報告)12月定例山行「伊豆大島・三原山」

三原山/大島 ~「いつか森になる道」を歩いて山頂へ

日 時

2021年12月12日(日)

天 候

晴れ時々曇り

参加者

12名/L西山、SL富永、山下、佐久間、太田、畑中、植草、清水、小野、三尾、中原、中尾

行 程

12月11日(土) 20:45東京竹芝客船ターミナル集合=22:00出港=6:00大島岡田港下船=6:12岡田港バス亭=6:35三原山温泉バス停=7:10大島温泉ホテル登山口→7:45テキサスルート分岐→8:16櫛形山→9:20赤ダレ9:25→9:45滑走台後→10:30展望台10:50→11:10三原山山頂中央火口→11:30剣が峰→12:25御神火茶屋(解散)

記 録

島そのものが一個の活火山である伊豆大島三原山山行。35年前の噴火で樹木がなくなった山道に「いつか森になる道」と名前が付けられている。

20:45に東京竹芝桟橋に集合しリーダーから山行の概要及び注意点の説明を受ける。当日の検温申告を行い自己紹介後、21:45乗船開始。船上で夜の東京湾の景色を楽しむ。翌日6:00岡田港下船。まだ暗い。天気は気温7~12度、風速10~12mとの予報。三原山温泉バス停に着くまでの車中で雲の隙間から朝日が昇るのが見える。大島温泉ホテルの敷地内のバス停で下車。ホテルの厚意でトイレを借りる。風が強いのでホテルの敷地内のシェルターの中で腹ごしらえをする。装備を調え7:10大島温泉ホテル登山口を出発。濃いピンクの花をつけたサザンカのトンネルの登山道を歩く。しばらくすると景色がススキに変わる。そしてさらに進むと荒涼とした砂漠のような景色が目前に広がる。樹木はなく足下は軽石のザレ。茶色の砂山と青空のコントラスト。登山道がないのでGPSを頼りに前へ進む。最初のピーク櫛形山を目指して登る斜面で振り返ると富士山と伊豆半島が綺麗に見える。ここから風が強くなり出す。櫛形山の頂上では暴風。風を避けるために早々にザレの斜面を降りると景色が一変する。海に面して鉄分が赤く酸化した溶岩壁の広がる渓谷「赤ダレ」や昭和17年まであったレールの上の箱に乗って滑り降りる遊具の跡が残る「滑走台跡」を経由して着いた展望台で昼食。屋上からは伊豆の島々が見える。風が強く展望台内で早々に食べ終わり歩き出す。ここからお鉢回り。遮る物がない道、ますます風が強まりロープにつかまらないと前に進めない。11:30この日の最高峰749m剣が峰に到着。直径300m深さ200mの大迫力の火口を背にして風にあおられる支部旗が飛ばされないようにしながら記念撮影。三原神社目指してすぐに下山開始。途中、割れ目噴火口から立ち上る水蒸気を見て活火山を実感する。20分後三原神社に到着。ゴジラ岩を見学して御神火茶屋に向かう。ここからは樹木の中緩やかな下山。12:25御神火茶屋に到着。小野委員長から強風対策のレクチャーを受けその後解散。風での体力消耗を実感する貴重な山行となった。

(文/中尾、写真/中原·畑中)

感 想

夜のフェリーで大島に向かう。夜行バスでも夜行列車でもなく、夜行フェリー。既にテンションが上がる。ライトアップされたレインボーブリッジをくぐり、東京湾を出港する。

翌日の早朝、大島に到着。清々しい温暖な天気でしたが、強風に悩まされる。しかし、火山岩の道を強風で吹き飛ばされそうになりながら歩いた先の巨大な火口は迫力満点でした。最後に、鳥居越しに見事な富士山も眺めました。山岳会に入会したばかりで初参加の山行でしたが、和やかで、なかなか思いつかないようなダイナミックな大島、三原山はとても楽しい山行でした。

(畑中志保)

 

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