報告)八王子鑓水の古道「絹の道」と自然観察会

◆自然保護委員会、野火止保全林の会◆

日時

2021年10月15日(金)

天候

晴れ

行程

京王北野駅⇒北野台3丁目バス停9:52→大塚山→道了堂跡10:20→絹の道石塔→鑓水峠10:30→庚申塚11:10→絹の道資料館(昼食)11:25→永泉寺13:15⇒JR八王子駅14:30

参加者

講師:守屋龍男(森林インストラクター・野火止保全林の会メンバー)岡・岡田・吉川・菅野

記録

JR八王子駅9時に集合、京王北野駅からバスに乗り北野台3町目で降りる。目の前に200mほどの急な階段がありここが大塚山(213,4m)で絹の道への取り付きとなる。さっそく守屋講師から石垣に咲く青紫色のツタバウンラン、ススキとオギの違い、カラスウリは「種が打ち出の小槌に似ているので、お財布に入れるとお金がたまる」などと説明がある。山道を進むと大塚山公園・道了堂跡に着く。

「絹の道」道了堂の下

ここは鑓水商人によって浅草から移された曹洞宗の寺院があった場所で、絹の道全盛期には、茶屋が出るほどの賑わいだったそうだが、今は苔むした礎石だけが残りうっそうとしている。参道の石段を下りると台石に「桑・糸巻き・繭玉」のレリーフが彫られている「絹の道」の碑がありここから絹の道を歩く、未舗装の道はぬかるみ防止だろうかゴロゴロの石が敷き詰められている。

「絹の道」庚申塔

山道から舗装された三叉路に出ると庚申塔、秋葉大権現、百八十八ケ所供養塔が並んでいる。庚申塔についても詳しく説明していただく。歩くこと数分で絹の道資料館に着いた。かつて鑓水商人と呼ばれる人々が横浜へ生糸を運んでいた事、製糸・養蚕の事などボランティアの方に丁寧に解説していただく。最後に鑓水商人の墓がたくさんある永泉寺へ向かう。山門脇に立派な銀杏が立ち、ギンナンが下処理されて「ご自由にお持ちください」。ありがたく頂戴して八王子駅にバスで戻り解散とした。

絹の道資料館前にて

 

 

 

 

 

 

(文/菅野浅代、写真/岡・岡田)

 

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